低床トレーラーとは
低床トレーラーとは、荷台部分が低くなっている車種のことです。低床トレーラーは、普通のトレーラーでは運送できないような高さのある荷物を運ぶ際に活躍します。
トラックやトレーラーには高さの制限があるので、荷台部分の床自体が高いと、高さのある荷物を積むことができないということがあります。よって、床の低い荷台であれば、高さのある荷物を積載しても制限以内に抑えることができるメリットがあります。
【低床トレーラーの種類】
低床トレーラーの種類には、積載物や積載重量に合わせて2軸(8輪)、3軸、2軸(16輪)があります。
2軸(8輪)低床セミトレーラー…最大積載量が約16~30t
3軸低床セミトレーラー…最大積載量が20~35t、3軸車両は2軸車両より軸重を軽くできる為、路面への負荷を減少させることが可能
2軸(16輪)低床セミトレーラー…最大積載量が30~40t
メリット
高さがあり、大きくて重たい機械や重機を運ぶ際には安定性を含めて一番適した車両になります。
道路交通法上、3.8mを超える高さになった場合は警察署で許可を得る必要となる為、荷台が低ければ許可を得る手間も削減できます。
デメリット
荷台を低くするために小さなタイヤを装着しているので、どうしても地面からの振動や衝撃を受けやすいです。
また、荷台が低い分、勾配のきつい路面は走行できないというデメリットもあります。
丸栄では・・・
丸栄運輸機工では低床トレーラー(低床シャーシ)を4台保有しております。
主に高さ・幅のある精密機械・工作機械を運ぶのに使用している低床トレーラー(エアサス付き)台車を2台、現場作業で必要な重機を運ぶために使用する低床まな板台車を1台、タンク台車を1台ずつ保有しています。
今でこそよく耳にするエアサス付きトレーラーですが丸栄は約40年前からエアサス付きトレーラーを使用し、数多くの精密機器を全国に運送して参りました。床面を低くしたことにより、運送物を含めた全高を低く抑えることができ、尚且つ走行中の衝撃(道路の凹凸など)を和らげるのでご要望の場所まで安心して運送することができます。
低床トレーラー以外の車両についてはトラック・トレーラー輸送用設備をご覧ください。