丸栄運輸機工株式会社

エアサス車両

エアサス車両

エアサス車両とは

エアサス車両とは、エア・サスペンション付きのトラックのことで、サスペンション構造に空気バネを搭載しているため、微細な振動を吸収しながら運送することができます。
空気圧を調整して車高を一定に保つことができるので、走行中の振動や衝撃を抑えることができ大切な荷物やデリケートな荷物の運送に安心なトラックです。
最近ではエアサス車両が主流になっているので、安全・安心に荷物を運送できるようになっています。

エアサス車両の仕組み

エアサス車両には、前述の通りエア・サスペンションが付いています。
エアバッグに圧縮空気を送ることで、エアバッグを伸縮させトラックの車高を調整します。
下記の写真のように、空気の量でエアバッグの膨らみ方が変わります。

走行中は適切な量の空気が走路に合わせて自動で送られるので、荷物に伝わる振動を最小限に抑えられます。

エアサス仕組み

エアサス車両のメリット・デメリット

エアサスが付いていることで、どんなメリット・デメリットがあるのかご紹介します。

メリット

  • 精密機械、医療用機器、美術工芸品など振動や衝撃に弱い荷物を運ぶのに適している
  • 建屋の入り口が低かったり看板・標識が上にあっても車高を下げて対応できることがある

車高を下げたまま走ることはできませんが、建屋に入場する際や看板・標識の下を通る時だけ一時的に車高を下げて通ることもあります。その場合は、運転席でエアーの調整を行います。

デメリット

  • 車高を下げたまま、又は上げたままでは約20km/h程しか速度が出ない
  • 荷物に重心の偏りがある場合、重量によってはエアサスが上手く機能しないことがある

精密機械でも、重心に偏りがある(特に重たい機械)の場合はエアサスが機能しないことがあり、その場合は板バネの車両で対応することがあります。

丸栄では・・・

丸栄運輸機工では、27台中22台がエアサス車両で、走行中の振動を吸収し運行できるためお客様の大切な精密機械や工作機械などを安全に全国どこへでもお届けすることが可能になります。

エアサス10t

反対に、重心に偏りがある機械のようにエアサス車両でない方がよい場合も板バネの車両でのご対応ができますので、ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

過去には、精密機器や工作機械にとどまらずトロッコ電車、仏像や梵鐘といった美術工芸品も運送した経験もあり様々なお客様にご利用頂いております。

詳しくはこちらの事例をご覧ください。

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用語辞典編集チーム

用語辞典編集チーム

丸栄運輸機工の用語辞典編集チームです。専門用語を分かりやすくお伝えできるよう日々精進しております。このページを見た方のお役に立てれば嬉しいです!
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