事例紹介

機械設計製作

大型円筒研削盤オーバーホール

■製品概要
・昭和50年製 円筒研削盤
・本体:長さ4500mm、幅2000mm
・付属品:制御盤、油圧ユニット、クーラントタンク、マグネットセパレーター
・最大加工寸法:長さ2000mm、最大径400mm
※円筒研削盤とは筒状の金属材の外周を研磨し、ミクロン単位の精度を出す機械です。

★故障、不具合、あらゆる問題を解消し、機械を蘇らせます!

オーバーホールとは、古くなって精度が落ちてしまった機械、不具合が頻繁に起きて生産に大きな支障をきたすようになった機械を、限りなく稼働初期の精度、性能が出せるように分解、メンテナンスを行う作業です。
今回の案件は昭和50年製の円筒研削盤をオーバーホールするというものでしたが、その背景として、古い機械でもお客様にとってとても重要な機械であること、長年の使用による精度劣化の問題を解消したいという強い要望のもとに対応させて頂きました。
当社では、お客様に新しい機械を提供するだけでなく、既存の機械の修理、メンテナンスといった分野でも様々なニーズにお応えし、生産効率向上に向けての課題解決に貢献しています。

★より使いやすく、より効率的な機械に!

昭和50年製の機械ということもあり、現状のオペレーション、作業効率を落としてしまう古い操作部品、新たに付け加えた方が良いと思われる機能が数ヵ所見受けられました。当社では、そういった点に関して、最新部品の導入や新しい機能を追加するといった改造案をまとめ、使用時の効率、使い勝手を改善することで、お客様にとってより価値のある機械に仕上がるようご提案しています。
今回も主軸制御、表示計、スイッチ、モーター、その他数ヵ所の改造を行い、以前よりも使いやすい機械に仕上げることができました。
オーバーホールで重要なのは、機械を元通りに動くようにすることです。さらに、最新の技術や部品を駆使し、お客様により喜んでいただける機械にすることが可能です。

★精度を出す為の技術、『キサゲ加工』による最終仕上げ!

キサゲ加工とは、金属加工の一種で、工作機械などで滑り移動を行う金属平面の摩擦抵抗を減らす為に、手作業によって微小な窪みを付ける加工です。
今回は4000mmのテーブルにこのキサゲ加工を施し、機械では出せない精度で仕上げることができました。
この作業は非常に時間と手間が掛るとともに、高度な技術が要求される工程ですが、超精密工作機械、超精密測定器といった類には欠かせないものであり、いまだに機械では実現できない作業として、あらゆるモノづくりの精密化を支えています。